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尻屋崎・寒立馬
しりやざき・かんだちめ
市町村:東通村
下北半島の最東端にある。岬の先端には日本最大級の明るさを誇る白亜の灯台があります。夏秋頃はイカ釣りの漁り火がとてもきれいです。ここには、かつての南部藩の牧場もあり、極寒にも耐えられる寒立馬は今でも健在。
下北半島の最東端にある。岬の先端には日本最大級の明るさを誇る白亜の灯台があります。夏秋頃はイカ釣りの漁り火がとてもきれいです。ここには、かつての南部藩の牧場もあり、極寒にも耐えられる寒立馬は今でも健在。
- お問い合わせ
- 東通村つくり育てる農林水産課 0175-27-2111
- 寒立馬の生い立ち
- 東通村の海岸地帯には、南部藩政時代から田名部馬と呼ばれる比較的小柄で寒気と粗食に耐え、持久力に富んだ馬が「四季置付」と称し周年放牧されていました。
これらは、南部馬を祖とし、藩政時代から明治、大正、昭和に亘って主として軍用馬として外来種との交配によって改良されてきた田名部馬であり、なかでも、尻屋地区ではこの田名部馬をブルトン種と交配することにより独自の農用馬(肉用馬)として改良してきました。
- 寒立馬名称の由来
- かつてこの地方の「かもしか」を動物作家戸川幸男氏は「寒立(かんだち)」と名付けたといいます。
昭和45年尻屋小学校長岩佐勉氏が、当時「野放馬」と称されていた馬を次のように短歌に詠みました。
「東雲に 勇みいななく 寒立馬 筑紫ヶ原の 嵐ものかは」
さらに、昭和43年尻屋崎が下北半島国定公園に指定され、訪れた観光客が「白亜の灯台と寒立馬」が織り成す牧歌的叙情風景に魅せられ、誰ともなく「寒立馬」として愛称され今日に至っています。
ちなみにマダギ(狩人)たちは、カモシカが厳寒のなか動かず何日もじっとたたずむ姿を「かんたち」と呼んでいました。
それを「寒立(かんたち)」と言い、この馬にもその状態を見ることがあります。
- 交通
- 尻屋崎(夏期)
むつバスターミナルより下北交通バス尻屋線に乗車、尻屋崎下車(所要時間約1時間)
※バス運行期間5月1日~10月31日
アタカ(寒立馬が1月~3月の間放牧されている地区)
尻屋バス停より徒歩20分
- 開放時間
- 4月1日~4月30日 8:00~16:00
5月1日~11月30日 7:00~17:00
※冬期間(12月1日~3月31日)尻屋崎は閉鎖しています。
※寒立馬は、1~3月の間アタカという地区で放牧されています。
- 関連キーワード
- アタカ、下北半島の最東端 動物 岬 イカ釣り 漁り火