テーマ3 縄文の歴史を学ぶ 【教科とのかかわり】歴史

テーマ3 縄文の歴史を学ぶ

体験プラン
学習のねらいとその効果
◎授業で習った古代の歴史の遺物を直に確認し、歴史への関心を深める。
◎自然とともに生きた古代の人々の知恵と自然に対する尊敬の気持ちを学ぶ。
◎縄文から弥生にかけての歴史と文化、生活の知恵と技術を学ぶ。
◎中世都市の生活と交易を学ぶ。

縄文人の営みを明らかにした青森における歴史的発見

 日本最大級の縄文集落跡である特別史跡三内丸山遺跡は、約5,500年〜4,000年前の縄文時代前・中期の集落跡で、長期にわたって定住生活が営まれていたことが分かっています。平成4年からの発掘調査では、住居跡や墓、盛土、貯蔵穴や道路跡などを発見。この調査で、集落の規模や、当時の自然環境などが明らかになりました。特に、大型掘立柱建物跡の存在は、三内丸山遺跡保存のきっかけになったといわれています。地面に穴を掘り、柱を建てて造られたこの巨大な建物跡には、直径・深さが約2m、縦横の間隔が4.2mの柱穴に、直径約1mのクリの木柱が残っていました。どんな目的で造られたかは明確にされてはいませんが、物見やぐらか祭殿などであったと想定されています。他にも膨大な量の縄文土器や石器、土偶なども見つかり、それまでの縄文文化のイメージを大きく変える重大な発見であったことは間違いありません。

各地で次々と発見される縄文文化の痕跡

 八戸市の南東部、新井田川(にいだがわ)沿いの台地でも、重要な縄文時代の遺跡が見つかりました。

 昭和32年に国の史跡に指定され、広さは東京ドーム7個分もある広大な是川(これかわ)遺跡です。大正〜昭和の初め頃にかけ、八戸市の泉山岩次郎(いずみやまいわじろう)氏、泉山斐次郎(いずみやまあやじろう)氏によって発掘が行われ、5,000点を超える貴重な遺物が出土しました。その後も八戸市教育委員会によって発掘調査が行われており、その成果は「八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館」に収められています。

 また、つがる市にある、縄文時代晩期の集落跡、亀ヶ岡遺跡は遮光器土偶の出土で知られています。「つがる市縄文館」には漆器やガラス玉など様々な出土品が展示されています。

 縄文時代に端を発する歴史の流れは、稲作の伝来を証明する弥生時代、十三湊を拠点に交易を行った豪族・安藤氏の中世へとつながっていきます。青森で独自に培われた郷土文化のルーツは、遙か縄文時代から始まっていたのかもしれません。

メッセージ

三内丸山応援隊

 私たち三内丸山応援隊は、ボランティアで遺跡のガイドや体験指導をさせて頂いてから20年を越えました。遠足や修学旅行でおいでになる生徒さんの、一生の思い出づくりのお手伝いをできることに誇りを持って活動しております。一度おいでになった生徒さんが今度は家族を伴っておいで頂ける、そんな「あづましの里」でのガイド、体験指導を目指しております。コンピューター社会の中、流れるスローな時間、自然や人の声、鳥の声、三内丸山遺跡はやさしくつつんでくれます。私たちに声をかけて下さい。お待ちしております。

事務局 石崎真澄
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