- 学習のねらい・学習効果
- ◎青森の伝統的な「ねぶた・ねぷた」にふれ、地域の歴史や生活文化、祭りに込められた人々の想いを学ぶ。
- ◎青森の祭りについて学び体験することを通して、風土に根ざした地域文化への関心と理解を高める。
- ◎ねぶたの運行体験を通じて、達成感や感動、「ねぶた」のパワーを味わうとともに役割分担と協力の大切さを学ぶ。
- 【教科とのかかわり】歴史、美術
東北の夏を代表する祭りの一つ、青森ねぶたは1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。「ねぶた」の起源は、みそぎの行事「七夕」に行われる「眠り流し」の灯籠流しに由来するというのが一般的です。秋の収穫期を前に、労働を妨げる睡魔をはらうために行われたとも言われています。
「ねぶた」を製作する人を「ねぶた師」といいます。ねぶた師は、ねぶた祭りが終わるとすぐ来年の構想に取り掛かります。題材を考え構想を練り、設計図となる下絵を描く。下絵をもとに骨組みを作り、紙貼り、墨書き、ロウ書き、色づけ、台上げなどの作業を経て、ようやく完成です。製作期間はトータルすると約1年で、その間に囃子方の練習も行われます。祭りを待ち望む多くの市民や団体のボランティア活動も盛んです。
青森県では、「青森ねぶた」の他にも各地で様々なねぶた祭りが開催されています。その代表的なのが「弘前ねぷた」や「五所川原立佞武多」(たちねぷた)です。囃子方のかけ声はそれぞれ違い、青森が「ラッセラー」、弘前は「ヤーヤドー」、五所川原は「ヤッテマレ」。これは、弘前は戦いにおける出陣、五所川原は合戦中、青森は凱旋のかけ声に由来すると言われています。弘前ねぷたは、青森ねぶたとともに国の重要無形民俗文化財に指定されています。その違いはよく“動”の青森、“静”の弘前と表現されます。青森の「ねぶた」が歌舞伎風の人形の灯籠なのに対し、弘前は扇形が主体。「ねぷた」の表面には三国志などの勇壮な鏡絵が描かれ、見送り絵と呼ばれる裏面には美人画や水墨画が描かれます。五所川原立佞武多は、高さが20mを超える巨大な山車が運行されます。1993年に明治・大正期の設計図が発見され、これをもとに製作しようという運動が始まり、1998年の夏祭りで80数年ぶりに復活しました。


「2012 復興祈願・鹿島大明神と地震鯰」

情緒あふれる「弘前ねぷた」

笛と手振り鉦

お囃子のリズムに合わせて跳ね踊る青森ねぶたの跳人(はねと)たち
「ヤーヤードー」の掛け声で始まる「弘前ねぷた祭り」を年中体験できる「津軽藩ねぷた村」。実物大の大型ねぷたと太鼓と笛と鉦のお囃子がお迎えします。皆さんで太鼓を叩いてお囃子の体験をしたり、「弘前(壁掛け)ねぷた」や「金魚ねぷた」の制作体験など「弘前ねぷた」をまるごと体験して下さい。










